ド素人が1年で3台カメラを買った話

 

俺の数少ない趣味の一つ、カメラですが、これは比較的新しい趣味になります。

(カメラが趣味なのではなく、写真撮影をするのが趣味なんでしょうけど、ここはあえて、カメラが趣味ということにします。)

昔は全くカメラに興味がなく、コンデジは持っていても、あまり写真を撮ることはありませんでした。

携帯にカメラが付くようになってからも、カメラはほとんど使わない機能でした。

 

カメラを始めたキッカケ

遡ること3年前の秋、妻の姉家族と旅行で熊野古道伊勢神宮を訪れた時、ちょうど紅葉が綺麗だったので、なんとか紅葉と姪をカメラに収めようと、当時5年くらい前に買ったコンデジで姪が無邪気に動き回るのを追いかけまわしていました。

撮っている最中は劇遅AFにイライラし、撮った後の画はピントが甘かったり、ブレブレ写真だったりで、とても見せられるものではありませんでした。

せっかくの絶景なのに、それを記録に残せないもどかしさで一杯でした。

旅行から帰ってきてからも、そのもどかしさが消えません。

ついには「もしかして、カメラってちゃんとやったら面白いかもしれないな」とまで思うようになりました。

 

1台目は「PENTAX Q7」

そこからカメラ選びが始まります。まずはカメラ雑誌を買ってみました。

カメラの「カ」の字も知らないド素人の俺は、裏表紙に広告で載っていたニコンD4に目を奪われます。「なんてカッコいいカメラなんだ!こんな形のカメラ見たことないぞ!」って。

なんとなく雰囲気でフラッグシップモデルであることは想像できましたが、カメラなんて高いものでも10万円ちょっとで買えるだろうと、ネットでD4の価格を調べると、目玉が飛び出るほどの価格にびっくり。しかもそれはボディー単体の価格で、レンズを加えるととんでもない価格になることが判明。

徐々に低価格のものに機種選びをシフトしていきますが、それでも結構なお値段なんですね。カメラって。知りませんでした。

しかも今まで写真を撮るという行為自体ほとんどやったことのない俺が、大枚はたいてカメラなんて買って、果たしてちゃんと使うのだろうか、自信もありません。

そんな中、どうしてもレンズ交換式のカメラが欲しい俺の目に留まったのが「ペンタックスQ7」でした。

形もオシャレで小型なので、これだったら持ち歩くのが苦にならないだろうし、もしカメラにハマらなければ、すぐ処分してしまっても惜しくない価格だったので、Q7のダブルズームキットを購入したのでした。

メーカーのキャッシュバックキャンペーンと、カメラのキタムラの「下取りあれば〇〇円引き」をあわせて、結構お安く購入できました。

2013年(平成25年)12月のことでした。

すぐに「単焦点レンズ」なるものも欲しくなり、01 STANDARD PRIMEを追加購入したりなんかして。

そこから本やネットでカメラの仕組みを勉強し、出かける時は常にバッグにQ7を忍ばせ、写真撮影の日々が始まります。

最初はうまく撮れなかったけど、だんだん雑誌なんかで見るような、背景ボケを生かした写真が撮れるようになると、楽しくて仕方ありません。3本のレンズを交換しながらの撮影が楽しく、当初はこれで満足していました。

行く行くはトイレンズなんかも買ったり、マウントアダプター+Kマウントレンズで超望遠マシンにしてみたり、長く楽しめるイイ買い物をしたと思っていました。

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(PENTAX Q7 + 01 STANDARD PRIME)

 

2台目は「Fujifilm X-T1」

程なくして、カメラを始めた俺に感化された友人がソニーのα5000を買いました。

ある日一緒に撮影に行った時、そのカメラを貸してもらってビックリ。何がビックリって、大した工夫をしなくても、背景ボケを生かした写真が簡単に撮れるじゃないですか。しかもキットの標準ズームレンズで。

それまでQ7の小さいセンサーでも背景がボケる条件を探し出して工夫していたものが、APS-Cサイズのセンサーだと、絞り開放でも絞っても、いとも簡単に綺麗な写真が撮れることに目からウロコが落ちたのでした。

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Fujifilm X-T1 + XF35mm f1.4)

 

そうなるとAPS-Cサイズ(以上)のカメラが欲しくて欲しくてたまらなくなってきました。

また雑誌を買って、次なるカメラを妄想する日々を過ごします。妄想ではフジのX-T1か、オリンパスのOM-D E-M1か、レフ機ならペンタックスのK-3の、どれかを購入するまで機種を絞り込みました。

その頃はカメラの価格帯について理解できていたし、カメラを持ち歩いて撮影することも染みついていたので、妻にいかに自分がカメラにハマっているか、そしてより綺麗な姪の写真などを撮りたいことなど、もっとグレードが高いカメラが必要なことを粘り強く説明し、ついに購入の許可を得たのでした。

いよいよ購入の日、ヨドバシカメラで店員とじっくり相談し、考え、購入したのがフジのX-T1です。後からレンズが欲しくなるのが目に見えていたので、ボディーとあわせ、XF10-24mm f4、XF35mm f1.4、XF60mm f2.4、XF55-200mm f3.5-4.8の4本のレンズを購入しました。

2014年(平成26年)6月のことでした。

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Fujifilm X-T1 + XF10-20mm f4)

 

標準ズームレンズは、後にf2.8通しのものが出るという噂があったので、それが出てから買おうと思い、購入しませんでした。

結局今も標準ズームレンズなしのカメラライフを送っていますが、無くてもあまり不便を感じていないですね。欲しいけど。

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Fujifilm X-T1 + XF55-200mm f3.5-4.8)

 

3台目は「RICHO GR」

そんなわけで、Q7は普段用にカバンに入れて毎日持ち歩くようになりましたが、小さいとはいえ、やはりレンズの出っ張りが収納に邪魔で、またX-T1を知ってしまったために、当たり前ですが画質や高感度耐性などに不満を感じるようになりました。と同時に、Q7の代わりに携帯しやすい高級コンデジが欲しくなってしまいます。

というわけで、またもや購入妄想が始まります。

ソニーのRX100シリーズや、キャノンのG7Xあたりが候補に上がりましたが、ここでリコーGRの存在を知ることになります。APS-Cセンサー、換算28mm単焦点レンズの潔さ、無駄を排したフォルムと機能に一気に心を奪われました。

カメラ屋さんに行ってそれぞれ実機を触ってみると、GRの握りやすさに感動。発売後1年ほど経過し価格もこなれていたこともあり、一旦頭を冷やして数日熟考し、GR購入となりました。

2014年(平成26年)12月のことでした。

マウントアダプター+Kマウントレンズで超超望遠の世界を体験したい気持ちに後ろ髪を引かれる思いもありましたが、不要?になったQ7は、旅立った友人のもとで、今も現役で活躍しております。

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(RICHO GR)

 

X-T1もGRも最高

そんなわけで、現在はX-T1とGRの2台使いでカメラライフを楽しんでいますが、俺にとってはどっちがメインでどっちがサブという位置づけはありません。

じっくり撮りたい時や望遠が必要な時はX-T1、荷物を減らしたい時や機動性を重視する時はGRというように、TPOにあわせて使い分けています。

今となってはフジのX70から吐き出される画も魅力的ですが、GRを純正のホルダーに収めズボンにぶら下げ、握りやすいグリップを掴んでサッと取り出し、サクサク撮る感覚はヤミツキになります。

今年の正月旅行でも、シャッターチャンスを逃さないスナップシューターとして大活躍してくれました。

X-T1のウットリする画質は自分が上手くなった気分に浸れ、GRは見た目コンデジではありますが、出てくる画は並の一眼レフをも凌ぐもので、2台とも大変満足しています。

すでにX-T1もGRも後継機が出ていますが、この2台ならしばらく楽しめること間違いなしですね。

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 (Fujifilm X-T1 + XF60mm f2.4)

 

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(RICHO GR) 

 

以上、カメラの「カ」の字も知らないド素人が、カメラにハマって1年で3台もカメラを買ってしまったというお話でした。

 

※この記事内容に誤りがありましたので、下記記事にて訂正いたしました。

(2017.6.20訂正)

shadowth.hatenablog.com

 

2017年 2泊3日の正月旅行(3日目)

(2日目からの続き)

 

3日目、最終日です。

3日目は予備日的に考えていて、特に予定は決めていませんでした。2日目にやり残したことをやっても、行けなかった所に行ってもいいし、帰路の途中、焼津で寿司を食うとか、御殿場でショッピングとか、ま、その場で決めればイイと思っていたもんで。

2日目終了時、3日目の予定をメンバーに意思確認をすると、俺に一任されたんで、いくつか案を出したら、浜松でウナギ&浜松餃子を食うことに。

 

というわけで、大阪のホテルを8時に出発し向かったのはコチラ

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「うな正」さんです。

 

実はココ、10年くらい前にツーリングで立ち寄ったことがありまして、美味さを保証できる店だったのでまた来てしまいました。

前回は天然ウナギを予約して食って、エライこと感動したのでした。今は資源保護のため、しばらく天然物は扱わないそうです。あの時食っといてヨカッタ。

 

で、俺夫婦はノーマルのうな重と、白焼き重を注文しシェアすることに。

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すると店主がおもむろに現れ、注文をとってから捌いたウナギを見せてくれました。丁寧な仕事ぶりですね~

で、「こんなキモがとれましたがいかがなさいますか?」と、俺の飽くなき食への探求心に火をつけられ、「じゃ、キモ焼きお願いしま~す」と追加注文。大将、商売上手~!

 

すると先付が現れます

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湯葉とウナギの煮凝りです。ま~これもウマくて感心します。

 

続いて肝焼きが到着

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写真ではわかりづらいけど、結構な量で焦りました。が、嫁がウマイウマイとパクパク食って、俺はほんの2,3個しか食えず。

ニガウマってかんじで、これまた満足。

 

そして白焼き用に別注した天然ワサビをスリスリして~の

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ジャ~ン、白焼き見参!

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実は俺、あんまり白焼きって好きじゃないんだけど、コレ食ってビックリ。

ン、ン、ン、ンマ~!

ものすごい旨味が俺の口中に広がります!嫁もかなりお気に入りの様子。

 

たたみかけるように、うな重がやってまいりました!

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イ~艶してますね~

ンマ~ンマ~、大・満・足!

なんでも「共水うなぎ」っていう、養殖でもかなり手間ひまかけたブランドウナギということで、地元で食うウナギとは一味も二味も違うわけであります。前回訪問した時は、仲間がコレを食ってエラく感動してたっけな。

「うな正」さん、ごちそう様でした!

 

立て続けに浜松餃子の店に向かいます。浜松の餃子店って、通し営業をしているところが少なく、だいたい14時くらいに昼の部の営業が終わってしまうんですね。なので連食上等っすよ。

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「大福」さんの昼営業終了に滑り込みセーフ。

 

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これはノーマルの餃子。ウマし!

 

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これが人気らしいゲンコツ餃子。大ぶりで餡がギッシリで大変美味しゅうございました。

宇都宮餃子より美味いかな、悔しいけど。

 

そしてここから向かうは「うなぎパイファクトリー」

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入館して手続きを済ませると、記念品?が貰えます。

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入館無料でオミヤまで貰えるって、さすが天下の春華堂

 

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工場のラインでは続々とうなぎパイが流れていきます。姪はその様子をじ~っと見入っておりました。オジサンその気持ちよ~くわかりますよ~!

 

この時点で16時をまわってました。名残惜しいけど帰路につくことに。

 

最後は宇都宮で夕食、というか呑み。

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モツ鍋やら

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酒なんぞいただきまして、食いに食いまくった2泊3日の正月旅行を締めたのでした。

 

帰宅したのはギリギリ24時前。危うく2泊5日になるところでした。