マサ君とサシ飲み
同僚のマサ君がこの3月をもって退職し、家業を継ぐことになった。
俺は十数年前からそうなるであろうことは聞いていたから、特別驚かなかったけど、いざその事実を知ると、ついにその日が来たんだな~と、胸に迫るものがあった。
俺も良く知るマサ君の"赤ら顔"のオヤジさんも、聞けばけっこうな歳になるということで、来るべくしてのタイミングだったのでしょう。
というわけで、マサ君と久々にサシで飲みに行った。
近所の魚民に。
俺とマサ君が飲む時は決まった店がいくつかあるんだけど、この日は最強寒波が日本を襲っていたので、隙間風激しい店じゃなく、暖かさが確実に期待できるコチラにすることに。
まずはビールで乾杯。
つまみも頼み
サラダに
刺身に
目光の唐揚げに。
積もる話もあり、アッという間に4時間が過ぎた。
マサ君とは同期入社でありながら、しばらくして同じフロアで仕事をするまで、それほど付き合いが無かった。けど、それからはけっこう仲良くさせてもらった。
歳は俺の一つ上にもかかわらず、まるでタメのような扱いをし続けてきたけど、快く接してくれた。これには感謝しかない。
ま、これでマサ君はどこかに行ってしまうワケではないから、感傷的になりやしないし、俺が仕事を辞めたら、マサ君の会社で雇ってもらえる確証が得られたことのほうが大きかったサシ飲みだったような(な~んて)。
結局マサ君は、最初から最後までビール(生中)で通していました。
7~8杯飲んでたんじゃないかな?