ラーメン二郎 栃木街道店(2020.6.25)
25日(木)の昼メシは、ホーム栃木街道店。
二郎系は半年ぶり、栃木二郎にいたっては1年2か月ぶりとなります。
14時頃の到着、外待ち8名に接続します。
こう貼り紙してあっても、俺の後ろのカップルは俺にピタリと。
そんなに俺が好きなのか?
15分ほどで中待ち席へ。「小(750円)」の食券を買って待ちます。
感染拡大防止の措置として、中待ち椅子は8脚と、かつての半分ほどに減らされています。
カウンターは一塁側が5席、三塁側が4席の計9席と、これまた席数を減らして客と客の間隔を空けています。
二郎らしからぬ光景です。
カウンターに座れる人数が少ないということはラーメンを食べていられる人数も少なくなるワケで、必然的に回転も遅めになります。
ということは、常に満席の二郎でも一日の売上が(算数が苦手なので計算できませんが)減っているに違いありません。
カウンターが空いてシャドウさんが着席したのは、一塁側のバッターボックスでした。
到着からおよそ30分で店主から「ニンニクは~?」のコールタイム。
「ニンニク少な目・アブラ」で着丼!
盛りが控え目な時期があった野菜だけど、ノーコールでもけっこうな盛りに復活していましたよ。
(きっと「映え」のために、食いきれないクセして ”マシマシ” とか言っちゃってた BOYS & GIRLS が多かったのでしょう)
久々なんで、食べる前にパシャパシャ写真を撮りました。
”少な目” コールだとニンニクはこんなもんです。
では野菜&アブラからいただきます!
ンマ~!
フワフワしたアブラと食べやすい茹で具合の野菜、そして上からチョロリンとかけられた醤油ダレが口の中で渾然一体となって、得も言われぬ風味が鼻から脳天を突き抜けていくぅ~!
麺を引っ張り出していただきます。
ンマ~!
モチモチとボソボソの間のイイあんばいの食感で、小麦の香りと醤油とアブラとブタのパンチあるスープが相まって、これまた鼻から脳天を突き抜けていくぅ~!
一時細目にシフトしていた麺もイイ感じな太さに戻っているように感じます。
あぁ~、久々で頭がクラクラする。
ブタさん
ンマ~!
薄目だけど大きめなのが2枚、手前に潜っていました。
硬すぎず柔らかすぎず、絶妙な加減の旨味タップリの安定した栃木ブタです。
(もうブタはこのくらいの量で十分です、てかゴツいの1個だけでいいです。)
スープ
液体アブラ多め、だけどスープ自体はブタのダシと香ばしい醤油ダレがニンニクでブーストされ最強のパンチ力を誇ります。
一通り味を確かめたあとは、野菜・麺・ブタを三角食いでワシワシと。
と思いきや、あっちからまた2枚ブタが出てきた。
早く言ってよ~、最後ブタ地獄にならないようにバランス良く食べ進めなきゃならないんだからさ~。
と思ったら端ブタが2個、また向こうから出てきた。
最高に美味いブタが多いのは嬉しいけど、これはサービスという名のイジメです。
今日の最後は若干ブタ地獄でした。
(と言いながら顔は笑っている変態)
川魚・郷土旬菜 うおとし(板倉)
三県境のあとは、すぐそばの「うおとし」で昼メシ。
デカい建物・広大な駐車場と、シャドウさんなら普通選択しないお店の条件が整っております。
でも今日はココで食うことをあらかじめ決めておりました。
なぜならここに移転する前、板倉(群馬県)の旧市街地のゴチャゴチャした場所で「魚俊」としてこじんまりと経営していた頃に一度行った(20年くらい前でしょうか)ことがあって、自分の中では再訪店リストに入っていたからなのです。
さっそく店内へ。
広いです。
大宴会場みたいな所の一番奥に案内されました。
県をまたぐ移動が解禁になったことで若干浮かれていて頭から飛んでいましたが、この日は父の日だったんですね、ということもあってか超満員です。
天井が高くて広い空間なのでマヒしてますが、結構密度高めです。
店の入り口にはこれでもかと目立つように「本日は混雑しておりますので料理の提供は注文から1時間ほどかかります」という注意書きがありましたが、大袈裟な表現ではなさそうです。
運転は義兄なので、義父と俺は遠慮なくビールをいただきます。
超ウメェ~!
コロナ禍で3か月以上ジョッキでビールを飲んでいなかったから、感動的ですらあります!
ツマミとして
鯉の生刺しを。
鯉の洗いのように冷水で締めていないのがウリみたいですよ。
ジャーン!
では、いただきます。
ウメェ~!
薬味としてショウガとニンニクが添えられていますが、プレーンを味わった後はニンニクで楽しみました。
コリッとしっかりとした食感で、ホントに川魚特有の生臭さがなく絶品です。
シャドウファミリーにも好評でバクバク食われてあっという間に無くなってしまいました。
もう一品は、ウナギのきもわさ。
コレも美味いけど、肝は ”焼き” のほうが独特の苦味や食感が楽しめるのかなって思いましたよ。
食事は
酒を飲まない妻やその姉、義母はこのセットを、俺と義父は天然なまず天重を単品で。義兄はエビ天重、姪は最も高価なうな重をチョイス。
ホントに注文から1時間チョイでやってまいりました。
なまずの天ぷらの向こうにある黒っぽいかたまりは、なまずのたたき揚げと言って、なまずのつみれを揚げたようなものです。
では、いただきます。
ウメェ~!
サクッとした衣の中にフワッとした脂が乗ったナマズの身、そこに秘伝のタレが絡まりグイグイ米を食わせます。
川魚特有の生臭さは0.1ミリくらいしか感じません。
妻のセットについていたナマズの薄造りをつまみ食い。
なるほど、ナマズのナマってこんなカンジなんですね、勝手な想像より柔らかな食感です。
これはこれでアリですが、鯉の生刺しのほうが遥かにウマい。
鯉のたたき揚げはどうでしょうか?
おお、これもウマイ。
妻はナマズの天ぷらよりも好みのようでした。
ということでフィニッシュ。
ごちそうさまでした!
飲食店が改装して大きくなる時って、往々にして味が落ちるのがオチだと思いますが、なかなかどうして「うおとし」さん、美味さは健在でした。
郊外に移転して規模拡大してと、俺が常々感じている「飲食店におけるレベル低下の方程式」を選択したこの店がどうなっているのか注目しつつの再訪でしたが、その心配は杞憂でした。
たださすがにホスピタリティは低下したと言わざるを得ないと思いましたね。でも、今となっては貴重な川魚料理を食せる店として、末長く続いてほしいものです。
しかし栃木・群馬・埼玉の三県境のそばにある店、そしてすぐそこには茨城県古河市がある関東四県が複雑に入り混じる地域のためでしょう、駐車場には栃木県(宇都宮・とちぎ)、群馬県(群馬・高崎)、埼玉県(熊谷・春日部)、茨城県(つくば)、東京都(足立)、千葉県(野田)のナンバーがほぼ均等な台数停まっていたのが新鮮でした。この辺では日常の光景なんでしょうね。
食べられた時間が結局遅かったこともありますが、非常に脂が乗っているナマズの天ぷらがズッシリ胃にきて、この日の夕飯はサッパリとした副菜のみで済んでしまいましたとさ。
栃木・群馬・埼玉の「三県境」へ
21日(日)は、ず~っと前から行ってみたかった「三県境」に、恒例のシャドウファミリーと共に行ってきた。
まずは三県境のそばにある「道の駅きたかわべ(愛称:かぞわたらせ)」へ。
道の駅としてはこじんまりとした施設ですね。
埼玉県加須市にある道の駅だけど、三県境のそばにあるため、三県境を前面に推しています。
「さいぐんと」って、何で栃木が最後なんだよっ!
少し買い物をした後、徒歩で三県境に向かいました。
渡良瀬遊水地(谷中湖)の堤防を左手に見ながら、南へ進みます。
こんな道です。
300mほど先を右折します。
こんな風景になります。
(ちなみに右折前にある農家の庭先で野菜が売っていたので買いました。カゴに盛られたナス・キュウリ・枝豆のセットが100円て、この時期ナスだけでも100円じゃ買えないよ。)
さらに100mほど歩くと見えてきます。
あのへんです。
道の駅からおよそ5分で到着です(感じ方には個人差があります)。
手前右のカラー舗装されている所が栃木県栃木市、右奥の田んぼが群馬県板倉町、手前左の田んぼが埼玉県加須市です。
栃木県民の自分としては、栃木市が県境に接しているイメージはありませんでしたが、県境にあった藤岡町と合併したからなんですね、納得。
(埼玉県側も元は北川辺町だったのでしょう。)
いろいろ説明看板がありますが、
風化が激しく意味をなしていません(きっと地主さんかボランティアさんが設置したと思いますが、その気持ちはしっかり伝わります)。
三県境、アップ!
中央下部に見えるコンクリートの杭が中心点ですね。
全国に三県境は40か所ほどあるらしいですが、その殆どが山頂や尾根沿い、または川の中だったりで、歩いて行ける三県境はここくらいみたいです。
もう何年前かは覚えていませんが、ここを初めてテレビで見て知った時(少なくとも20年以上前)は、たたの田んぼの畔でした。
三県のそれぞれほんのチョットを市・町が買い取って整備したんでしょうね。
そして栃木県側はもっと大胆に買い取って、舗装して整備したようですよ。
グッジョブ栃木市!
まぁここに来た人は必ずやるであろう「3歩で三県旅行」
姪も楽しそうに三県旅行に興じておりました。
長年の懸案をやっとクリアできた。
ちょっと小馬鹿にしたような顔で「満足した?」と妻に言われたけど、
大満足です!