高山から中禅寺湖・千手ヶ浜(日光)
10日(土)、朝4時頃目覚めると雨が降っている。
天気予報では午前中は晴れマークが出ていたはずなのに、ケータイでチェックすると、何と小さい傘マークが出ているし。
せっかく9週連続続いた山歩きもついにブレイクを入れるようかな、なんて思いながら5時頃起床し朝食の準備などしていると、午前7時頃には外が明るくなってきた。
2階から日光連山のほうを見ると、晴れてスッキリ山が見えているではありませんか!
ということで速攻家を出発し、奥日光に向かいました。
竜頭ノ滝上流側の駐車場はまだガラガラでした。
スタートは8時24分。
いかにもな道を進みます。
がしかし、途中で小田代原に向かう道だったことに気づき、引き返しました。
10分くらいロスったけど、行きに目に入らなかった竜頭ノ滝の上流部を見ることができたので、良しとしよう。
気分も新たに、8時33分スタート!
スタート時の標高は1355m。
正しい道はコッチだ。
最初も目に入っていましたが、まさかこのアスファルト舗装路が正しい登山道の入り口だとは思いませんでした。
ちょいと進めばこんな案内が。
間違いなく目指す高山への道でホッとしました。
だがしかし、
野生動物が侵入してこないように設置されたゲートには、「ここはクマやサルの生息地です」という注意書きが。
このへんでの「クマ目撃情報」が下野新聞に載っていることがけっこうあるので、頭の隅にはありましたが、いざこう言われてしまうとちょっとビビリます。
なので Red Warriors の曲をスマホからガンガン鳴らしながら進みました。
♬ 真面目そうな女のふりしやがってさ カッコつけすぎたぜじゃじゃ馬女 その気のあるフリしやがってふざけんじゃねぇ 今日こそケツをひっぱたいてやるゼ~ ♬
と、小暮 ”シャケ” 武彦 のギターと ダイアモンド☆ユカイ のボーカルに合わせ、Red Warriors の名曲「じゃじゃ馬ならし」ほか多数を大声で歌いながら、熊をはじめとした野生動物に人間の存在を知らしめつつ、登山道を登っていったのでした。
(幸い熊どころか、人とすれ違うことも皆無でした)
登山道は木々が鬱蒼としています。
こういった見晴しの良くない山はつまらない、と言う人も結構いるけど、シャドウさんは「これもまた山」だと思うし、これはこれで実際雰囲気があって好きなんです。
上を見上げると、抜けるような青空。
梅雨真っ只中なんだけど、なんでこうも週末だけ天気がいいのでしょうか。
(それはシャドウさんの普段の行いがイイからに違いありません)
地図を見ればわかるのですが、
進行方向左(南)を見ると、木々の間から中禅寺湖が見え、
進行方向右(北)を見ると、小田代原や戦場ヶ原が見えます。
あらためて俯瞰で見ると新鮮ですね。
しばらくして、高山の山頂に到着。
登り始めからおよそ1時間、9時36分の到着です。
有酸素運動開始から約1時間、やっと体が正常に動き出してきたくらいだったので、
すぐさま中禅寺湖方面に向かい下山します。
しばし下ると
小田代原との分岐がありますので、左(南)の中禅寺湖方面へ。
さらに下っていくと、
下り勾配は平坦になり、視界の先に水が光っているのが見えてきました。
中禅寺湖の北岸に到着しました。
山頂から下ること約50分、
中禅寺湖北岸の「熊窪」に到着。
湖のほう(南)を見ますと、
なんだメッチャ綺麗じゃないか、しかもそよぐ涼風がメッチャ気持ちいい!
当初の予定では、ここからもう一度来た道を戻り(高山を登り返し)、標高差を稼ごう(=有酸素運動の量を稼ごう)という魂胆だったのですが、あまりの気持ち良さにもう山に戻る気がなくなってしまった。
ということで、湖岸を東に進み、千手ヶ浜まで足を延ばしてみました。
普段見る、住まいからの男体山とは違った姿が新鮮です。
俺以外誰一人いない、車や街の喧騒も聞こえない、聞こえてくるのは鳥のさえずりと湖岸に打ち付ける「チャッポン、チャッポン」という湖水の音だけ。何とも言えない静寂に包まれた贅沢な時間です。
少し陸に入り、クリンソウの群生地まで。
クリンソウは6月上旬なので見る影すらなく、きれいな川が流れているだけ。
でも優雅な光景に変わりはありません。
ちなみにおよそ5年前、2016年6月4日(土)の午前6時30分頃に撮影した時はこんなカンジでした。
Fujifilm X-T1 + XF10-24mmの望遠端
Fujifilm X-T1 + XF55-200mmの広角端
この時は後輩Y君と赤沼から早朝バスに乗ってやってきたんだっけな。
太陽が横から照っている時間帯は、誰が撮っても写真にそれなりの雰囲気が出ますね。
回想はこれくらいにして、ここでギョニソータイムいきましょう。
千手ヶ浜でのギョニソーは一味違ってウメェ~!
しばし佇んだあとは、車を停めている竜頭ノ滝まで湖岸を西に戻ります。
涼風に吹かれながら、右手に中禅寺湖を眺めつつ、小刻みなアップダウンを繰り返し。
竜頭ノ滝(下部)までやってきました。
ここは思いっきり観光地です。
ふり返ると、きちんと竜頭ノ滝を見たのは初めてかもしれません。
滝沿いに登っていき、駐車場に到着。
トータル3時間40分の山行でした。
YAMAPのデータでは標高差も780mと、赤薙山より120mも標高差を稼げたのでヨシとしましょう。
これで、なんと雨に見舞われず10週連続で山に登れてしまった。
66㎏代から始まった体重も、最近は体重計の値が64㎏代を表示することもしばしば。
山の登り降りで下半身の太い筋肉が増加しているはずだから、体重差以上に脂肪は燃えているはずだゾ。
秋田帰りのシメは「世里菜」(矢板)
4日(日)は「じゅんさい」と「馬肉」を求めて秋田へお出かけ。
秋田での滞在時間は3~4時間だったでしょうかね。
さて、この日の夕飯は矢板の「世里菜」で。
ラストオーダーの19時30分に間に合いました。
店前のサンプル、埃被ってますし、色も褪せてますし、ライティングもへったくれもあったもんじゃありあせん。
けど、サンプルが埃を被って古ぼけている店は、間違いなく美味い店であることを意味します。
奥の座敷には、ここでよく見る野球部風の中学生グループがいました。
たくさん食べて、たくさん練習しろよ!
ということで、シャドウファミリーはこの写真手前のテーブル席に陣取りました。
メニュー
昼は馬肉を食ったことだし、何にしましょうかね。
まずは生大、いっときます。
プハ~、ウメェ~!
ジョッキがちゃんと冷えているから、昼飲んだ生大よりも、より美味さを感じます。
割りばしの袋、お手製です。前はこうじゃなかったような。
一つ一つ「おてもと」と書いてあって、色紙を折ってセロテープを貼って袋状にしてあります。
おそらく裸の割りばしを買って、袋はお手製にして経費節減をしているのでしょうが、手間のコストのほうが上回るのでは?と思ってしまいます。
メインが届くまでの間、みんなでシェアした餃子を頬張り、ビールで流し込みます。
久しぶりにここの餃子食べたけど、美味いね。
しばらくするとやってまいりました。本日の晩御飯は、
チャーハン(620円)で~す!
予想に反し、器からしてチャーハンらしいビジュアルです。
(すみません、勝手にピラフチックなのが出てくるとイメージしていました。)
でも得体の知れない形の器に入れて成型しているようで、そこがイイ意味で世里菜らしさを醸しだしています。
これがお玉で造った形で盛られていたら、完璧すぎてチョット気持ち悪いことでしょう。
では、初めてとなる世里菜のチャーハンをいただきます。
ウメェ~!
シトパラの中間の炒め具合ですが、しっかり炒めた飯(メシ)といった表現になるでしょうか、いずれにせよ世里菜のオヤジさん渾身のチャーハンですね。マジ美味いです。ちょっと驚きです。
しかも620円です。
ステンレス製のレンゲもイカしてます。
2021年のベスト・オブ・チャーハンは、「世里菜」か「麵屋Booth」かで激しく争うことになりそうです。
麵屋Boothのチャーハンは今時のこだわりチャーハンという風情、対する世里菜のチャーハンは昭和の食堂チャーハンと、タイプが違うので同じチャーハンというカテゴリで優劣を決めるのは難しいですな。
山の断面はこんなカンジ。
う~ん、美味いものは見た目も美しい。
添えられていたスープ。
ザ・中華スープです。
スッキリ美味い、コレがイイんです。
美味しい時間はあっという間。
ごちそうさまでした!
オヤっさん、チャーハン専門店で東京進出しませんか?
(いや、東京に行かれてしまっては困る!)
「じゅんさい」と「馬肉」を求めて秋田へ
じゅんさいの館(三種町)
4日(日)はシャドウファミリーでお出かけ。
ちょっと前にTVで、三種町が誇る日本一の生産量のジュンサイが紹介されていて、妻と「行きたいね」と盛り上がって~の。
10時頃到着しました。
ジュンサイって地味だからか、県外ナンバーはシャドウファミリーのみ。
でも、地元の人で結構賑わっています。
よくある農産物直売所の光景ではありますが、
町内のジュンサイ農家さんが納品するジュンサイであふれかえっています。
それを地元の人がどんどん買っていくあたり、さすが「じゅんさいの館」と言うだけあります。
施設に併設されているイートインスペース。
ここで「じゅんさい汁」でも賞味したかったのだけど、開店が11時からということで叶いませんでした。
ここでは800円のジュンサイを買って帰りました。
後日酢の物や味噌汁にして味わいましたが、今まで食べたことがないような立派なジュンサイでしたよ。
さくら亭(能代市)
昼メシはコチラで
桜田畜産というお肉屋さんがやっているお食事処ですね。
コチラの地方は馬肉を食する文化が根付いているそうな。
開店前に到着して店前で待っていると、隣に併設されているお肉の直売所に、次から次へと地元の方がお肉を買いにやってきます。
中をちょろっと覗いたけど、牛肉はもちろん馬肉も種類豊富で、思わず買いそうになっちゃいました。
少し待って、開店と同時に入店。
牛・馬のほか、麺類や丼物まであります。
まずはこれっしょ!
プハ~、ウメェ~!
今日は運転を免除されているので、遠慮なく生大をいただきます。
そしてコレは外せないでしょ
じゅんさいの酢の物っす。
では、いただきます。
ウメェ~!
トゥルットゥルの柔らかい葉物を食べている感じでスゴク美味しい。
食事はコレだ
馬刺定食。
では、ニンニク醤油でいただきます。
ウメェ~!
オン・ザ・ライスで
ウメェ~!
赤身の肉だけど旨味十分、臭みも無くやわらかくて最高。
筋肉にタンパク質が染み込んでいくのがわかります(ホントかよ)。
じゅんさいアゲイン
やっぱウメェ~!
コチラは妻注文の馬トロ丼
馬の粗いミンチで、コチラは脂身も混じっています。
味見させてもらったけど、名前のとおりトロを食べているようで美味かった。
この店前の国道7号を挟んだ向かいの農産物直売所は三種町。
なんでもメロンが特産品とのことで、軽トラにメロンを積んだ農家さんがどんどん出荷にやってきます。
そしてそれを待ち構えるように地元の方がどんどんメロンを買っていきます。
なんか見たことのない光景だったので、美味いのかなと思い「甘えんぼ」というマスクメロンを買ってやりました。
梅雨時期だけど雨にも降られず、じゅんさいと馬肉を食べられて良いお出かけとなりました。
八郎潟も見られたし。