晃和軒(日光)~残念なお知らせ~

 

休日出勤をした2月29日(土)の昼メシは、もはやルーティンと化した晃和軒へ。

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このアングルではわかりませんが、12時前だというのにテーブル席はほぼ満席です。

 

この日伺ったのは、何でもウワサによると3月いっぱいで閉店するらしく、その真相を確かめに来たというのもあった。

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残念なことに、ウワサは本当だった。

店をやるのも閉めるのもそもそも勝手なんで、そんなに恐縮することもあるまい。

 

そうか、俺がこの店で食事できるのもあとわずかか。

そう思ったら何を食べるかイチから考え直しだ。

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よし、今日は未食の「カレー味タンメン」にしよう。

 

店内はオヤジさんとオバチャンがいつものように慌ただしくオペレーションをしているが、この日は相当テンパッていたようで、出前と思われる電話がかかってきてもとれないような状況だった。

なのでオバチャンの手が空くまで注文しないでいた。

 

しばらくしてオバチャンからのアイコンタクトと「何にしますか~?」の声に、「カレータンメン!」と答えた。

でもちょっと落ち着いて考えたら、もうここのラーメンが食えなくなるなら今のうちに腹一杯麺を食っておこうと思い、麺を大盛りに注文し直した。

大盛でも50円増しの700円というところが昭和の町中華だね。

 

それでも次々に入ってくるお客さんたち。

ひっきりなしに出前の電話もかかってきているが、「店を閉めるからお客さんいっぱいで出前は時間かかっちゃうよ?」とオバチャンも困惑気味。

なんか俺みたいなにわかファンが閉店を聞きつけて来るもんだから店が忙しくなって、なじみのお客さんへの出前を圧迫しているかと思うと、何とも言えない気持ちになる。

 

近所の方と思われるお客さんとオバチャンの会話によると、この店を始めて45年。もうゆっくりしたくて店を閉めるそうだ。

45年も厨房で立ち仕事をしてきたんだから、ゆっくり休んでほしいという気持ちと、曜日限定でもいいから店を開けてほしいというワガママな気持ちが複雑に交錯します。

 

ほどなくして「カレー味タンメン」がやってまいりました。

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麺を大盛りにしただけあってボリューム感はありますが、カレー粉でうっすら黄色くなったスープのほかはいつものタンメン然としています。

 

そういや注文する時に俺が「カレータンメン!」と言ったら、オバチャンに「カレー味タンメンね~」と言い直されたのは、オバチャンのメニュー名に対する誇りでもあり、いわゆるカレーうどんのようにカレーがダラッとかけられているわけではないから、あえてカレー ”味” というネーミングにしたからなんだろうなと、今さらながら思ったのでした。

失礼しました。

 

ではいただきます。

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う、う、ウメェ~!

 

簡単に言っちゃえばいつもの美味しいタンメンがカレー風味になっただけなんだけど、この店のカレーの使い方って、チャーハンと言いタンメンと言いバツグンです。

なんなら「カレー味カツ丼」とか「カレー味餃子」もメニューにしたらイイのにと思ってしまう。

でも残念ながらあと1ヶ月の間に新メニューが登場するはずもなく。

 

なんか店内の慌ただしさに押されて、まともに写真を撮れずにフィニッシュしてしまった。

オヤジさん、オバチャン、ごちそうさまでした!

 

最後まで慌ただしくそそくさと金を払って退散したこの日。

閉店となる3月31日まで、あと何回来られるだろうか?

 

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