栃木SCの2021シーズン新体制

 

23日(土)に2021シーズン栃木SCの新体制発表会がありましたね。

その新体制を語る前に、まずは2020シーズンで栃木SCを離れることになったメンバーについて触れてみたいと思います。

 

GK 塩田 仁史(浦和)

   大野 哲煥(千葉 期限付き移籍期間満了)

DF 池庭 諒耶(J.FC MIYAZAKI 期限付き移籍

   藤原 広太朗(鹿児島 期限付き移籍期間延長)

   田代 雅也(鳥栖

   溝渕 雄志(千葉 期限付き移籍期間満了)

   黒﨑 隼人(大分)

   瀬川 和樹(クリアソン新宿)

   菅 和範(現役引退)

   温井 駿斗(未確定)

   伊藤 竜司(未確定)

MF 早乙女 達海(未確定)

   大﨑 淳矢(富山)

   明本 考浩(浦和)

   平岡 翼(今治

   荒井 秀賀(沖縄SV

   禹 相皓(サイゴンFC)

   岩間 雄大(藤枝)

FW 榊 翔太(長野)

 

思い返せば2020シーズン終了早々に、榊・岩間・大﨑・禹ら主力級のメンバーが契約満了と発表されたのは驚きでした。榊は再び横山監督の下でのサッカー、大﨑は地元チームでのプレー、岩間は何かと栃木との縁を感じる藤枝、禹は横浜FC松井大輔ら日本人プレーヤーがこぞって移籍したベトナムのチームへと、幸いにしてそれぞれ移籍先が見つかり、気持ちも新たにシーズンの訪れを待ちわびていることと思います。

 

瀬川は他のJ2チームに引き抜かれるんじゃないかと想像していたけど、蓋を開ければ関東1部のクリアソン新宿ということで、これまた驚いた。瀬川本人の選択だったようだけど、もう少し栃木とともに闘ってほしかったというのが偽らざる気持ちです。

 

そして今オフはJ1への移籍が多かったですね。全員がチームの中心選手だったので痛いですが、それだけ栃木にも良い選手が多くいた(育った)ということでしょう。

 

噂にあった明本の浦和移籍は、残念ながら本当でした。無尽蔵のスタミナと走力でボール奪取・ドリブル突破・アシスト・ゴールと獅子奮迅の活躍、大卒からわずか1シーズンという在籍ながら、栃木サポーターに強烈な印象を残しました。その強靭な肉体とテクニックとスピードとサッカーIQをもってすれば、十分J1で活躍できるものと確信していますよ。

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鳥栖へ移籍となった田代は、CBとゲームキャプテンというポジションを不動のものとし、闘う集団・栃木SCを統率しました。本人のコメントにもありましたが、2019シーズンの最終節、アウェイ千葉戦でJ2残留を決定づけたあのダイビングヘッドは、栃木サポーターの記憶に永遠に刻まれることでしょう。

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黒﨑は大卒加入1年目の大怪我で2019シーズンを棒に振りましたが、怪我明けの2020シーズンは本領を発揮してくれました。強さだけでなくサイドをドリブルで駆け上がるスピードにはビックリ。まだ粗削りなところもあるけど、これから栃木の中心選手に成長していく過程を見るのを楽しみにしていたところでの移籍となってしまいましたが、大分でも存分に暴れてください。

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塩田はGKとは言え、もうすぐ40歳になろうかと思えない身体能力とテクニックで栃木ゴールを守ってくれました。途中の怪我がなければ2020シーズンは大多数の試合に出場していたはずです。GKの層が厚い浦和で出場機会を得るのは大変だと思うけど、間違いなく浦和に欠かせない力となるでしょう。

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と、これらの選手とあわせ、期限付き移籍を含め総勢19名が栃木を離れることになりましたが、これまで栃木とともに闘ってくれたメンバーに敬意を感謝の意を表したいと思います。そしてこれからの活躍を期待します!

 

続いては2021シーズンを栃木とともに闘ってくれるメンバーについて。柳と有馬は引き続きなので人数に含めないとして、14名の新加入がありました。

 

GK   1 川田 修平

   15 岡 大生(甲府

   39 東 ジョン(名古屋 期限付き移籍

DF   4 髙杉 亮太

     5 柳 育崇(新潟)

   22 小野寺 健也(山形 期限付き移籍

   26 面矢 行斗(東海大

   36 乾 大知(松本 期限付き移籍

   40 井出 敬大

MF  2 吉田 将也(松本 期限付き移籍

   10 森 俊貴

   11 ジュニーニョ(京都)

   14 西谷 優希

   16 菊池 大介(柏 期限付き移籍

   17 山本 廉

   23 植田 啓太(横浜FM 期限付き移籍

   24 和田 達也

   25 佐藤 祥

   37 上田 康太(岡山)

   41 松本 凪生(C大阪 育成型期限付き移籍

FW  9 エスクデロ 競飛王

   13 松岡 瑠夢(慶應義塾大)

   19 大島 康樹

   29 矢野 貴章

   32 畑 潤基(長崎 期限付き移籍

   34 有馬 幸太郎(鹿島 期限付き移籍期間延長)

   38 小堀 空(栃木U-18)

 

GKは塩田と大野が抜けた分、2名が補充されました。東は世代別代表にもなっているようなので、2020シーズンのオビのようになるかもしれません。

 

DFは柳の完全移籍が大きいですね。これを望んでいた栃木サポーターは多かったのではないでしょうか。田代が抜けた所は乾が埋め、学生時代にサイドを主戦場としていた面矢が瀬川や黒﨑のような働きをするのではと予想します。それにしても人数だけ見るとDFはどうしても手薄に思えてしまいますね。田代や柳がそうだったように、開幕までに練習生からの契約選手が数名出てきてくれることを期待します。

 

MFは流出した戦力を実績がある選手や若い世代でトップクラスの選手によりしっかり補充できたと思います。まぁ始まってみないと何とも言えないけど、上田がボールを落ち着かせてくれるのではないかと思いますし、ジュニーニョがどんなプレーをするのか楽しみですね。若い植田や松本も期待せずにはいられません。そして自ら志願し栃木の10番を背負うことになった森、シュートの精度が上がったら化け物クラスの選手になれるぞ、頑張れ!

 

FWは畑が新加入。タイプは違えど怪我でエスクデロを欠く不安を一掃してくれるでしょう。矢野がシーズンを通して出場できると心強いんだけど、そこは松岡や有馬がカバーしてくれるはず。そして栃木ユースから昇格した小堀、ここ最近はユース出身選手の活躍が目覚ましいので、するなと言われても期待せずにはいられない。果たして課題の得点力不足は解消されるのか、注目です。

 

総じて2021シーズンは、田坂監督が目指すサッカーに合う選手が相当揃ったのではないでしょうか。東海大から新加入の面矢なんかモロに栃木SCとかぶるサッカーをしていたようなので、すぐにチームにフィットするだろうし、とにかく走れる選手が揃った感があります。田坂監督も「勝ち点・得点、共に60以上で1桁順位を目指す」と言っているので、シーズン終了時にはそのようになっていることを期待して、今シーズンも応援していきますよ~!

 

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