2017シーズン サッカーJ3第34節(最終節) シーズン2位確定&J2昇格決定!
(※特別断りが有るもの以外は、写真は全てX-T1+XF100-400mmで撮影しています。)
ついにこの日がやってきました。
サッカーJ3第34節、泣いても笑っても、この一戦で全てが決まります。
今日の最終戦を前にして、1位栃木(勝点59)2位沼津(勝点58)3位秋田(勝点58)と、3チームが優勝の可能性を残しています。
栃木としては、勝てば優勝&J2昇格、引き分けでも秋田が負けor引き分けで優勝&J2昇格、引き分けて秋田が勝つと2位&J2昇格、負けると秋田が引き分け以下でない限り、2位&J2昇格とはなりません。
そんなシビれる最終節、決戦の地、沼津は愛鷹広域公園に最後の応援に行ってきました。
ここまでの道中、栃木SCのステッカーを貼った車や黄色いグッズを身に着けた人を多数見かけ、かなりの栃木サポーターが来場するだろうと思っていましたが、俺の想像をはるかに超える数のサポーターでスタンドが埋め尽くされました。
会場に到着し、外をうろついていると、ビッグフラッグを持った栃木サポーターの行列が、「これから選手バスが到着します!皆さん一緒に出迎えをお願いします!」と声かけをしていたので、その行列についていき、選手の到着を待ちました。
(RICHO GR)
しばらくしてバスが到着し、監督・選手・スタッフが会場入り。
(RICHO GR)
選手を迎えた後は、スタンドに移動し、試合開始を待ちます。
ゴール裏を埋め尽くした栃木サポーター。ホーム沼津を圧倒する人数。
対する沼津のゴール裏。
こちらも負けじと盛り上がっています。
試合前のウォーミングアップ
頼むぞ西谷!
そして試合が始まります。
スクールウォーズの全国大会決勝戦、川浜高校VS城南工大高の試合前のような緊張感。
(わかりにくい例えでサーセン。)
選手もこのメンバーでの最後の試合、そして今シーズンの成績を決定する重要な試合ということからか、気合十分!
さあキックオフ!
と思ったら開始早々、沼津の薗田選手に華麗なヘッドで先制点を奪われます。
あ~最悪の結末が頭の中を。そんなモヤモヤした状態で戦況を見守ります。
キャプテン廣瀬、縦横無尽に走り回る!
牛之濱シュートも決められず。
そこそこチャンスはあったものの、決めきれず前半を0-1で折り返し、後半へ。
後半になると、今までの攻撃がウソのように、沼津が引きはじめます。
やはり優勝を意識して、自然と引いてしまったのでしょうか。
栃木が相手陣内で試合をコントロールした後半30分、ついにネイツが右から左足で振りぬいたシュートが左サイドネットに突き刺さった!!!
GOOOOOOOAL!
興奮してゴールシーン(直後)の写真が撮れませんでした。
もうスタンドは超興奮状態。
この勢いで攻め続け、追加点を奪えとばかりに、栃木サポーターの応援が一段と盛り上がります。
が、俺には想像もできないプレッシャーが選手にはあるのでしょう。これから先は栃木が引いてしまい、防戦一方の試合展開となります。
メンデスが体を張り
ネイツも最終ラインまで下がって守り
も~ホント勘弁してほしい。心臓に悪すぎるよ。頼むからラインを上げて攻め続けてくれ~!と耐え忍ぶこと十数分。
アディショナルタイムはなんと5分も!
長い長い5分を守りに守りきり、ついに試合終了のホイッスル!
やった~J2昇格~!
選手もサポーターも歓喜に沸いています。
ある者は喜び、ある者は抱き合い、ある者は涙し。
選手もホッとした表情に満ち溢れています。
ゴール裏に選手が集まり、県民の歌を大合唱!
俺、試合前は、勝っても負けても泣いちゃうだろうな~と思っていたけど、その場になると、涙も出ませんでした。
引き分けって想定してなかったんですね。
優勝&J2昇格か、3位でJ3残留か。それしか頭に無く、2位&J2昇格の現実を目の当たりにして、喜びを爆発することができませんでした。
ま、J2昇格という最低限で最大の目標(矛盾してるけど)が達成された安堵感が大きかったのかもしれません。
俺の涙を誘ったのはこの人。
沼津の吉田監督。
沼津のホーム最終戦ということで、試合後にセレモニーが行われました。
その監督挨拶がジーンときました。
だって、「栃木SC、昇格おめでとう」から始まったんですよ!
そしてJ2ライセンスを持たない沼津の気持ちを熱く語って、でも頑張るぞって言葉、聞いて涙せずにはいられませんでした。
全部アンタに持っていかれたよ!吉田監督!
沼津のセレモニーが終わった後、スタンドにも選手&スタッフが挨拶に来てくれました。
みんなイイ笑顔。
横山監督のここまでの笑顔って見たことない。
ホント2シーズン、栃木にとって一番辛かったであろう2シーズン、監督してくれてありがとうございました!
栃木SCの歴史的瞬間に立ち会えた喜び。
フロントの方たちの頑張りも見てきただけに、少ししてからJ2昇格の重さが俺の中でズーンと大きくなってきました。
選手・スタッフ、束の間の休息が訪れることと思いますが、もうJ2での戦いは始まりましたよ。
これから去る人来る人、来シーズンの体制がバタバタと決まっていき、あっという間に開幕を迎えることでしょう。
その日まで、俺も充電して待つことにします。
でも、この瞬間だけは、J2昇格を喜びましょう!
栃木SC、ありがとう!