社山(日光)

 

12日(土)は、奥日光は中禅寺湖畔の社山で有酸素運動

かつて山に熱を上げていたころに一度登ったことがあります。

 

その時は半月山駐車場からでしたが、今回は歌ヶ浜からです。

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ほぼ満車の歌ヶ浜駐車場の先の小さい駐車スペースに何とか車を停め、6時にスタートしました。

(何でこんな早朝に満車なのかと思ったら、みんな釣り客だったのでした)

 

この日は今シーズン初の同行者を伴っての山歩きです。

ゲストは何と、知る人ぞ知る? 後輩T先生ですっ!

(誰も知らないと思いますけど)

 

後輩T先生は会社の後輩なのですが、数年前に地元の公民館で開かれた初心者向けの登山教室に参加したことをきっかけに山に目覚め、あれよあれよという間にステップアップを果たし、ヒマラヤ山脈のなんちゃらとかいう山や、アフリカのキリマンジャロ峰(標高5,895m)までも登頂してしまった、ちょっと頭がオカシイ奴なのであります。

 

後輩Tが登山教室に行き始めた頃、「シャドウさんが言っていた山の楽しさがわかってきました!」なんて目を輝かせながら言ってきたので、得意げに「山ってのはな、こうやって歩いて・・・」なんて完全に上から教えてあげたもんですが、いつの間にか手の届かない高みまで行ってしまい、今では(山関係の時だけ)先生と呼ばせていただいております。

 

ま、今年はここまで5周連続で山に行っているので、後輩T先生の邪魔にはならないだろうと思い、ご一緒させていただくことにしたのでした。

(ちなみに社山を提案したのはワタクシです)

 

スタート直後は、中禅寺湖南岸の平坦地をトコトコ西に向かって歩いていきます。

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静かな湖畔で早朝から釣り糸を垂らすなぞ、なんて優雅なのでしょうか。

 

最初に現れる登り口、狸窪(むじなくぼ)に到着しました。

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この先にも阿世潟という登り口がありますが、今回はここかを左折(南進)して登り、阿世潟から下りてくるルートです。

もちろん後期壮年者のシャドウさんのことを考えた、後輩T先生の提案によるものです。

 

狸窪到着はおよそ6時30分。

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ここで高度計を1,280mにセットして、登りはじめです。

 

社山への稜線の分岐、半月峠に向けレッツらゴー!

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後から整備された登山道はさておき、原生林風の気持ちイイ樹林帯を登っていきます。

 

社山への稜線、半月峠に到着。

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狸窪から約45分、高度にして約400m上昇し、体は完全に目覚めました。

 

ここからは稜線を西に、アップダウンを繰り返しながら山頂を目指し、歩を進めていきます。

 

南方に目をやりますと、そこには足尾山地が広がります。

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前の週に登った中倉山方面がよく見えます。

 

一方、北側に目をやりますと、

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木々の間から男体山中禅寺湖が顔を覗かせます。

 

ここで、阿世潟から登った先にある阿世潟峠に合流します。

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ま、この日のルートとしてはただの通過地点です。

帰り道はココを北進して中禅寺湖畔に下りていきます。

 

 阿世潟峠には7時54分着でした。

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小休止(と言っても2分くらいですが)をし、奥に見える登山道を進みます。

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途中展望が開ける場所が何か所かあります。

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立ち姿さえも本物の山ヤさんに見える後輩T先生。

 

北を見ると、中禅寺湖からそびえ立つ男体山の雄姿が。

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いや~、イイ眺めです。

 

もう間もなく社山の山頂かな。

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こーゆー稜線歩きはホント気持ちいいです。

 

着きましたぁ~

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スタートからおよそ3時間。

 

山頂はそれほど広くなく眺望も良くないけど、さらに先に進むと開けた場所がありますので、ここでギョニソータイム!

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ウメェ~!

 

北西方面にはステキな稜線が見えます。

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うぉ~、あそこ歩いてみたい。

 

山頂も10分くらいの滞在で下山します。

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阿世潟峠から阿世潟まで下りて、中禅寺湖南岸へ。

 

まぎれもなく男体山ですが、まるで富士五湖から望む富士山のようです。

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湖水が寄せては返す、そんな波打ち際だけを切り取ってみると、海なし県で撮影したとは思えない画ですね。

 

歌ヶ浜に向かって帰りましょうか。

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行きはまだオープンしていなかった英国大使館別荘記念公園も、観光客がのんびり優雅にくつろいでおりました。

 

そして行きは高揚感からか全く気づきませんでしたが、周りはクリンソウが結構咲いていました。

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この対岸の千手ヶ浜は、クリンソウの群生地として有名ですよね。

 

ということで、スタートからおよそ5時間で歌ヶ浜に帰着。

稜線の左右に見える絶景に、初めて登った後輩T先生も感激してくれて良かったです。

 

そして自分も6周連続の有酸素運動が実行できて、結構な疲労も心地良さに変換することができました。

(世間一般にはこれを ”変態” と言います)

 

また相手してくださいな、後輩T先生。

 

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