「ピノキオ」で朝食を(大山)
爽やかな二日酔いの朝です。
(でもいつもの通り5時に目が覚めてしまうのが主夫の悲しい性)
昨晩は学生時代の友人たちとしこたま飲んで。
元々酒が強くなかったシミズは帰りに駅のトイレでリバースしたそうで。
今もらしさを残していて安心した。
さ、ホテルをチェックアウトし、一人山手通りをテクテク歩いてお目当ての店へ。
8時ちょい過ぎに到着したが、営業しているはずなのに入れない。入口の開け方がわからないと言ったほうが正しいか。
ドアノブ的なものもないし、押しても引いても、そして横にずらそうと思っても扉は開動かない。
これは入口のカラクリを知っている常連以外はお断りの店なのか、と少し考えこんでいた時、自転車のかごに食材を積んだオジサンが颯爽とやってきて、通用口と思しき所から店に入っていった。
で、ちょっと待ってたらまたその通用口から出てきて、さっき俺が開けられなかった入口、と思っていたけど実は入口の扉をすっぽり覆っていた黒くてデガいい板をガバッと外し、涼しい顔で「どうぞ~」と迎え入れてくれた。
いったい何年製なんだろう、イカした看板だね。
というわけで一番乗りで店内へ。
マンションの一階が店舗になっているけど、内部は昭和レトロです。
店名にもなっているピノキオ
人形やら絵やらが店内あちらこちらに散りばめられています。
余談だけど俺の中でピノキオと言ったら、1980年代後半~90年代前半、オートバイ世界グランプリの500ccクラスで大活躍したケビン・シュワンツの愛称だ。
優勝するかコケてリタイアするかの痛快なレースで俺を魅了したシュワンツ、彼が好んで付けていたゼッケン♯34は、俺もサッカーユニフォームの背番号にしていたほど。
メニュー
ここにもピノキオの絵が。
事前に情報はゲットしていましたが、ここはホットケーキが有名なようです。
メニューの裏表紙には、雑誌で紹介された切り抜きが。
(マギー司郎がこの近所だとはっ)
でも天邪鬼なシャドウさんが選んだ一品はコレだ。
昨日シメのラーメンを食っていなかったので腹が減っていて、ちゃんとした食事を食いたかったワケで、朝からナポリタンです。
ウメェ~!
これ以上でもこれ以下でもない、これぞナポリタン。
トマトケチャップの爽やかな酸味が二日酔いの胃にやさしさをもたらします。
途中でパルメザンチーズとタバスコで味変だ。
うひょっ
一人ナポリタン七変化を楽しんでいると、次から次へとお客さんが入ってきます。
最初は板橋マダム2名様、シャドウさんの隣のテーブルに座り、慣れた感じでホットケーキとピザトーストを注文していた。
俺も連れがいたらホットケーキを注文したかったので、思わず「一口だけ食べさせてもらえませんか?ナポリタンあげるから。」と言いそうになってしまったがガマン、というか気が小さいので言えませんでした。
すると近所の常連らしいオジサンが一人でカウンターに座り、渡哲也をガッツリ江戸っ子にしたようなマスターと、競馬談義に花を咲かせています。
もう一人の常連らしき人は、入ってきて無言で座っていても、黙ってコーヒーがサーブされます。
そんな人間模様をウォッチングしながらナポフィニ!
ごちそうさま!
(ナウなヤングの言葉がわからない人のために説明しておきますが、ナポフィニとは、ナポリタンをフィニッシュした、つまりナポリタンを食べ終えたという意味です。でも現代の若者には「ナウい」を説明しないとならないでしょうね。)
コーヒーなんぞも頼んでみたよ
ちゃんとネルをセットしてドリップしたコーヒー、すっきりとした飲み口でウマし。
しめて1,000円の朝ごはん、美味かった!
次回があったらホットケーキだね。