岩清水 関所庵(宇都宮)
15日(日)の昼メシはコチラで。
若草にある「岩清水 関所庵」へ妻と二人で。
夏に一度ココにトライしたんだけど、駐車場が一杯で店前にも行列ができていたんで諦めた経緯があります。
今頃の新そばっていうことは、北海道産ってことでしょうか。
このへんじゃ、特殊なやつを除けば早くても11月下旬にならないと出回らないもんね。
この日も店内は満席だったので、外でしばし待つことに。
人気店のようなので、どんだけウマい蕎麦を食わせてくれるのか、期待が高まります。
程なくして店内に案内されました。
宇都宮で盛りそば650円とは、なかなかリーズナブルです。
壁メニュー
よし、コレにしてみよう。
というコトで、発芽そばと十割そばの合盛の大盛り(1,000円)を注文することに。
そしてもう一品は、鴨汁つけうどんの大盛り(1,150円)を。
今までの経験上、蕎麦が美味い店はうどんも美味い店が多いので、鴨のつけ汁でアクセントをつけつつ、うどんを注文してコノ店の可能性を探ることにしてみたのでした。
が、待てど暮らせど注文の品が出てこない。
45分ほど待って、やっとサーブされた蕎麦がコチラ。
手前が発芽そばで奥が十割そばだと思います。
では、発芽そばからいただきます。
ウメェ~!
そばの香りがプ~ンと香ってきて、おいしー!
次、十割いってみよ。
ウメェ~!
間違いなくコッチのほうがウマい。
角もしっかり立っていて、コシも香りもあり、舌触りも喉越しも共に良し。
あ~久々に美味い蕎麦食えた~。
蕎麦が美味けりゃ蕎麦湯もウマいワケで、ココの蕎麦はウマイと評することにいたします。
だがしかし、ココからが重要。
蕎麦が出てくるのを40分以上も待ったように、いつになっても注文の品が出てこないので、シャドウさんは店内をウロウロとしてみましたところ、衝撃の光景を目撃してしまったのです。
ココは厨房がオープンになっていないのですが、レジ前からは蕎麦やうどんを茹でる釜が見えるんですね。
で、見ようとしたワケじゃないんだけど、たまたまそこを通って厨房のほう(釜が見えるほう)を眺めた時、大将が透明の四角い袋を破り、そこに入っている手のひら大の白い物体を次々と釜に放り込んでいる、そんな光景を見てしまったのです。
とっさに「すみません、注文した鴨汁つけうどん、今から蕎麦に変えられますか?」と店員のオバチャンに言ってみたところ、「ちょっと確認しますね。」と言われたあとに、「うどんを釜に入れちゃったから間に合いません、すみません。」と言われてしまったのでした。
ということでやってきたのがこのうどん。
ツヤツヤで美味しそうですね。
そして、どう見ても付け汁がふつうの盛りうどんのつけ汁のようなので、「すみません、鴨汁つけうどんを注文したんですけど、これって鴨汁なんですか?」と釜前にいる大将に持って行って見せてみたところ、
「盛りうどんの大盛りだよ。」
とアッサリ言われてしまいました。
あのオバァ、受注ミスしやがったな(怒)
俺の性格上、本当なら作り直しさせるけど、1時間近くも待たされたから、これ以上時間をかけたらこの後の予定に影響してしまうし、このグダグダなお店に何を言っても仕方ないという諦めの境地に陥ってしまったので、おとなしく盛りうどんを食うことにしてやりました。
では、いただいてみましょう。
はい、これは紛れもなくニチレイか加ト吉かテーブルマークかっていう美味しさです。なので安定の美味しさです。つうか詐欺まがいだね。(メニューに「手打ち」とか「自家製」とか表示していないところに、店側の巧妙な手口を感じてしまうのは俺の勘ぐり過ぎか?)
あ~、蕎麦がホント美味いだけに、とっても残念に思えてしまうお店です。
そしてこんだけ回転が悪いんだもの、店の外に行列ができちゃうのも仕方ないよね。
何から何まで詐欺みたいなスゴく蕎麦が美味しいお店ですね。妻もめずらしく「蕎麦がこんなに出てこない店なんてありえない」と怒り心頭のようでした。
でも、この日無いって言われた、実はお目当てだった「田舎蕎麦」はいつの日か食べてみたい。
ということで、また来ます、悔しいけど。
この日の教訓:
一見のクセして蕎麦屋でうどんを注文してんじゃねぇよ