古賀志山(宇都宮)~へたこいた~

 

25日(土)は、広く栃木県民に愛されている県都宇都宮の名山「古賀志山」へ。

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森林公園の駐車場からスタートします。

 

ここ古賀志山は、日本百名山ならぬ「日本百低山」にも選ばれている山で、無数のバリエーションルートを誇る、親しみやすい低山ながらもテクニカルな山なんですよね。

サーキットに例えると、鈴鹿サーキット北アルプスとするなら、筑波サーキットが古賀志山にあたるんでないのかな?と思います。

 

このエリアを大回りでぐるっと一周すると累積標高差が1,000mくらいになるので、今日はそこを狙ってきました。

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まずは長倉山に向け、舗装路から外れ登山道へ。

 

この日は、スタート→長倉山→鞍掛山→シゲト山→猪倉峠→手岡峠→斑根石山→富士見峠→古賀志山→坊主山→ゴール、というシナリオで、がっちりトレーニングするはずでした。

 

ところが・・・

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この前の写真の登山道に入る前、情けなくもミスルートをして藪に入ってしまい、藪でもがいてドタバタしているうちに、ザックの両ポケットに入れておいた500mlペットボトルを2本落としてしまっていて、「さ~て水でも飲もうかな~」と思った頃には時すでに遅し。

 

一瞬何が起こったのか理解するのに時間がかかりましたが、この日持ってきた水分1リットル全てを失ってしまっては、当初の予定を変更せざるを得ません。

 

ということで、長倉山に到着しましたが、

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鞍掛山はあきらめてショートカットすることにしました。

(ベースに戻って自販機で水を買えばいいのですが、その気力もなく。)

 

ショートカットする道すがら、行くはずだった鞍掛山が。

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ま、いつでも行けるから待っとけよ。

 

ショートカットした後は、中尾根コースへ。

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下に写る靴と比較すればわかると思いますが、細い登山道です。

きっとメインルートなのではないのでしょう。

 

古賀志山は岩なんだと、改めて感じます。

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500mそこそこの低山だとナメていたら痛い目にあいますよ。

 

途中見晴しが良い場所が。

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宇都宮市街方面ですね。

白く輝く「カンセキスタジアムとちぎ」がよ~く見えるジャマイカ

 

さらに岩々しい道を進みます。

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たかだか標高500mくらいですが、ここだけ切り取って見ると、女峰山の道中の標高2,400mくらいの場所のようにも見えます。

 

ここでテクニカルな分岐。

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左斜めの古賀志山方面に行ってもイイけど、右にそれて斑根石山くらいは行っときましょう。

 

岩場注意と標識にあったとおり、岩場です。

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鎖もありますが、注意するほどではありません。

 

鎖場を登った先、斑根石山に到着。

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山名板の先に隠れて見えているのが、これから先向かう古賀志山ですね。

 

ではこのへんでご飯にしましょう。

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本日は海苔なしのシンプル梅むすびです。

 

デザートは梨

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梨の水分がこんなにも身体に染み渡るのを感じたのって、人生初です。

デザートその②

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ザックには遭難等の非常時に備え、常にゼリー飲料×2をしのばせているのですが、やっと役に立ちました。

(役に立たないのが望ましいのに、この日は水分の緊急事態だったのですね。)

 

ご飯休憩の後は、古賀志山に向かいます。

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斑根石山~古賀志山のルート、やっと普通の登山道といった趣です。

 

古賀志山に向かう尾根筋では、この花がやたら咲いていました。

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この尾根筋は主要なルートらしく、何人かのハイカーとすれ違いました。

(やたら人が多い古賀志山ですが、スタート~斑根石山までは2人しかすれ違いませんでした。)

 

本日のメインピーク、古賀志山に到着。

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この背後にはたくさんの人が休憩&食事をとっています。

 

その背後の先に見えるのは、

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鹿沼市街方面ですね。

 

では、満を持してのギョニソータイム!

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ウメェ~!

 

古賀志山からは、駐車場に向かって下山するのみ。

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東南稜コースを選択したら、結構な岩場の急降下。

 

下から見た画。

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下から見上げると、その恐ろしさがわかりにくいです。

 

やり過ごしたと思ったのも束の間、

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また垂直降下的な鎖場が。

つうか、あの先オーバーハングしてないかい?

 

鎖場を降下中の断崖に咲く、キレイな花。

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足場が確保できたので撮れたけど、キノコ採りで命を落とす人ってこんな感じなのかな~って、一瞬思っちゃいました。

(シャドウさんはキノコ採りはしません、というかできません)

 

キレイな花にあの世に引き込まれなくて良かったとホッとする間もなく、また鎖場。

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ちょっと腕力のスタミナが怪しくなってきましたよ。

 

ほっとする間もなくまた鎖場。

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マジかよぉ~、戻り返す腕力はもう無いし、下るにしてもいささか腕力に不安があるし。

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いやぁ~、心の準備ができていなかっただけにビビった。

(少しだけクライミングをかじったことがありますが、あくまで岩は素人なんで。)

 

結果4回の鎖場下りで終了しました。

(あと2回くらい下りがあったら腕力的にアウトだったかもしれません。)

 

そこから先は普通の登山道。

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というか、しっかり整備された遊歩道といった趣です。

 

本日のキノコ

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ドムの ”黒い3連星” ならぬ、白い3連星ですね。

 

”わんぱく広場” 的な所まで下りてきました。

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いいですね、コロナ禍でも小さいお子さんを思いっきり運動させてあげられますね。

 

ほどなくスタート地点の赤川ダムまで戻ってきました。

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ダム沿いのフェンスに掲げられた看板。

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フェンスを越えちゃイカンと思うし、釣りとか子供の遊びが規制されていますが、「大人の火遊び」ならしてもイイのでしょうか?(笑)

(個人的には一番危険な遊びだと思いますけどね。)

 

いろいろハプニングがあったこの日、最後看板にクスっとしてしまいました。

結果、累積標高差は680mと期待値以下でしたが、このミッドウィークに妻と赤薙山に登っていたので、無理くり言ったら1週間で1,300mくらい標高を稼いだから結果ヨシとしましょうか。

 

と、ここで真面目な話を。

宇都宮に自転車文化を広めるために奔走した、自転車ロードレースチーム、宇都宮ブリッツエン会長の砂川幹男さんがご逝去されました(享年74)。

砂川会長のご生前のご活躍に敬意を表し、謹んでお悔やみ申し上げます。

 

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