二股山(鹿沼)~カモシカさんコンニチハ~
12月4日(土)は、鹿沼の二股山(ふたまたやま)へ。
下沢側には10台弱は停められる駐車スペースがあります。
ここに写っているマイクロバスの運転手さんがタバコを吸っていたので、ちょろっと会話をしたところ、群馬県は伊勢崎市の山サークルの面々、20人ほど乗せてきたとか。
こんなマイナー?な山に県外から来るのに驚きました。
さてそんな会話をして、スタートします。
なんか二股山って、地主の阿部さんと、整備士の渡辺さんによって良好な環境が維持されているみたいですね。
スタート直後は(というか山頂直下までずっと)檜の植林帯を登って登って、ジグザク登って。
里山だけあって、こういった祠に日々住民がお参りに来るのでしょうね。
こういった標識が多数あります。
これも渡辺さん製なのでしょう。
赤い実がなっていたので撮っておいた。
低山お決まりの山肌ジグザク登行。
この前に伊勢崎からの20名御一行様をブチ抜いてきましたが、皆さん元気な高齢者だけあって、身に着けるギアがニューモデルの一流メーカー品ばかりでした。
稜線まで登りきった所に分岐が。
この分岐を二股山方面へ。
反対側に行くと、もう一つの登山口である加園方面に下りていきます。
ひと登りすると、展望が開けます。
マトモな写真が撮れなかったので、そこにあったアマチュア無線のアンテナをば。
自分はやりませんが、マニアにとっては至れり尽くせりですね。
少し進むと、雷電様という祠。
山頂は間もなくかな?
と思う間もなく山頂だ。
標高569.6mの低山です。
視界良好!
男体山を中心に、日光連山がよく見渡せます。
先を進みます。
結構な急降下で道もわかりずらい。
これって低山特有で、低山だからとナメると何気にミスルートします。
途中「北峰」への誘導が。
ということは、さっきの山頂は「南峰」だったということなのか!
「”二股”山」ってそういうこと なのですね。
南峰と北峰の股まで下りて
迂回路ではなく直登ルートで北峰に向かいます。
北峰直下はナカナカの岩登りみたい。
たのすぃ~
北峰山頂も眺望良し。
今回の登山口である下沢方面を望む。
北峰から下沢登山口には戻らずに、
反対側の加園登山口まで下りますよ。
ということで、下ります。
下ります。
下りました。
いやいや帰りませんよ、これから登り返しますよ。
ということで、また南峰を目指して登ります。
黙々と登りました。
で、ここで往路に通った登山道と合流します。
ここから少し登ると南峰になります。
もうすぐ南峰かぁ~、なんて思いながら盛大にズッコケたシャドウさん。
その音に驚いたのか「ギィ~!」という野生動物と思しき鳴き声と、「ドタドタ!」と走る足音がっ!
こっちも何が起こったのかビビリましたが、
なんとそこにいたのはカモシカさんでした。
シャドウさんは岩鞍(スキー場)やそのへんの山道でカモシカを見たことはありますが、これほどまで至近距離で見たことはなく「カワイイなぁ~」と感動するとともに、カモシカの棲み家にズケズケと入り込んだうえに驚かせてしまったことの罪悪感から、「ごめんよ~、驚かせちゃってごめんなぁ。」と声に出してカモシカさんに謝りましたよ。
それを理解したかどうかはわかりませんが、
しばらくカモシカさんはシャドウさんを見つめていました。
相変わらず南峰からの眺望は良し。
ここで高齢者3人組とお会いしたので、「このすぐ下にカモシカいましたよ。」と教えてあげたら、喜んで下りていきました。
再び南峰からの険しい下り。
2度目なので慣れました。
で、股から北峰に登る。
これも2度目なので慣れました。
北峰から今度は素直に下沢方面に下ります。
すると里山によくあるテレビ電波の中継施設がありました。
ということで、ギョニソータイムの儀式といきましょうか。
ウメェ~!
カモシカさんと会えた後の魚肉ソーセージは格別です。
ではスタート地点に戻ろうか。
電波塔があるだけに電線が通っています。
で、しばらく進みますと、
不自然な地形、堀が切ってあるように見えます。
シャドウさんの直感大当たり。
下沢城跡の堀切でした。
さらに進むと
石垣が。
山の中に人の手が入った形跡って、その昔に想いを馳せることができますね。
歴史的なことは知りませんが、
ここにかつて下沢城があったということです。
その先、城の庭?には、
伊勢崎からお越しのグループが、のんびりご飯休憩をしておりました。
そのグループの間を縫って
シャドウさんはどんどん下ります。
登山口至近まで下りました。
スタート直後に通った道を戻り
駐車スペースに戻りました。
伊勢崎からお越しの御一行様を乗せたバスの運転手は、車内で熟睡していましたね。
ということでこの日の軌跡。
低山で800mくらい登れればヨシとしましょう。
カモシカさんと会えて、楽しい山行でした。